西洋占星術とは?占術の特徴から方法まで解説【保存版】

西洋占星術とは主にヨーロッパで発達した占星術で、天体が地球に及ぼす影響を調べ、予言を行う占術を指します。

占星術には、地球上で何らかの現象が起こった瞬間の星の配置は、その現象の成り行きに影響を持ち続けるという考えが根底にあります。

その考えをもとに、人が生まれた年月日と時刻がどこにあるかをホロスコープに描き、地球を巡る星々の運行を観察することにより、社会現象、人間の過去・現在・未来を推理、分析していくのが西洋占星術というわけです。

天動説

地球は太陽の周りを回る天体の一つであるという「地動説」が現代科学の常識です。

しかし最もポピュラーな西洋占星術では地動説は採用しておりません。

宇宙の中心には地球があり、その他の惑星が地球の周りを回っているという「天動説」を採用しています。

西洋占星術を知るためにはこの大前提を理解しておく必要があります。

ちなみに天動説を採用している一般的な占星術をジオセントリックとし、地動説を採用しているヘリオセントリックという占星術もあります。

ホロスコープ


出典:https://www.astro.com/horoscopes/ja

ホロスコープとは、人の出生や社会現象が発生する瞬間の星座宮と惑星を図表化したものです。

占星術では、ホロスコープに描かれた図表、つまり人が誕生したときの星が、人に降りかかる幸運や不運といった現象が起こるきっかけを担っていると考えます。

占星術師は完成したホロスコープを見ながらあらゆる事象を占う占術です。

黄道十二星座と黄道十二宮

地球を中心として、惑星や恒星が周回する軌道が描く円を天球と言います。

そして、天球上における太陽の通る道を黄道といいます。

この帯状の輪(=獣帯)に十二星座が存在します。

十二星座は西洋占星術では「サイン」と呼びます。

黄道から役23度30分傾いたところに天の赤道があり、黄道と二点で交わっています。

この二点のうち、太陽が赤道を南から北へ通過する点を春分点と言います。

春分点を0度として、黄道に沿いながら東回りに360度まで測った角距離を黄経といいます。

占星術ではこの春分点を起点とする黄経0度から360度までの黄道の円を30度ずつ12等分したものを黄道十二宮と呼んでいます。

黄道十二宮は、獣帯に存在する十二星座にそれぞれ対応しています。

黄道十二星座 黄道十二宮 星座記号 太陽が通過する期間
牡羊座 白羊座 3月21日~4月20日
牡牛座 金牛座 4月21日~5月21日
双子座 双児宮 5月22日~6月21日
蟹座 巨蟹宮 6月22日~7月22日
獅子座 獅子宮 7月23日~8月23日
乙女座 処女宮 8月24日~9月23日
天秤座 天秤宮 9月24日~10月23日
蠍座 天蠍座 10月24日~11月22日
射手座 人馬宮 11月23日~12月21日
山羊座 磨羯宮 12月22日~1月20日
水瓶座 宝瓶宮 1月21日~2月18日
魚座 双魚宮 2月29日~3月20日

惑星

惑星 記号
水星
金星
太陽
火星
木星
土星
天王星
海王星
冥王星

雑誌やテレビで取り扱われている「星占い」は太陽サインだけ、つまり自分の出生(ネイタル)を反映させたホロスコープ上に太陽がある星座だけを元に運勢を占います。

テレビのコーナー等で毎日星占いを取り上げているような場合、恐らく自分の太陽サインと、日々変わる月の動きだけを読み取って順位付けをしたりしているのです。

しかし、本格的な「占星術」では太陽や月を含め、全部で10種類の惑星の動きを考慮します。

皆さん自分の星座が何かという、いわば太陽の位置だけ、つまり太陽サインだけは把握している人が多いですが、その他の星座がどのように配置されているかを知る人は多くありません。

当然のことながら、太陽以外の惑星の位置も考慮した方がより詳しく自分の性格や運勢を知ることが出来ます。

自分が生まれた年、月、日、時間、場所に応じてホロスコープ上に10種類の惑星がどのように配置されているかを解析をする、というのが本格的な西洋占星術というわけです。

もちろん皆さんだけでなく、その他の人たちにも同様に異なる星の配置を持って生まれています。

これらを読み解くことで、人との相性なども調べることが出来るのです。

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