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アストラル界とは
アストラル界とは、幽界のことを言います。私たち人間が死後に行く世界「あの世」のことです。
スピリチュアルでは「アストラル界」と呼んでいます。
この世界には生と死の境をさまよう「臨死体験」をした人はいます。
しかし、死後の世界に行った訳ではありません。
現在、あの世に行ってこの世に戻ってきた人は確認されていません。
誰も確認できていないことから、死生観および死後の世界に対する考え方は、国・宗教・提唱者によって異なります。
アストラル界においては、シャーロックホームズの著者であるコナン・ドイルの心霊学の考えが基づいています。
アストラル界の3つの階層
アストラル界を理解するには、「地球にはエネルギーの階層がある」ということを念頭に置いてください。
地球は『①私たちがいる物質世界→②アストラル界(幽界)→③精神界(霊界)→④神界→⑤超越界』と階層のようになっているんです。
下層に行けば行くほどネガティブなエネルギーが集まり、上層に行けば行くほど明るくポジティブなエネルギーが集まります。
アストラル界は、人間が死後すぐに行く世界です。そのため、物質世界とアストラル界は最も近い距離にあるとされています。
また、アストラル界は3つの階層になっています。
①下層アストラル界
下層のアストラル界は、邪悪で自己中心的な欲望が蔓延る「地獄」のような場所です。
そもそもアストラル界には人間だけではなく多次元の存在も集まる場所ですから、この世にはいない野獣、悪魔のような存在もいるようです。
人間に愛情を持てない人、凶悪犯罪者、殺人者、罪悪感を持ったまま死んでしまった人も下層に行くとされています。
②中層アストラル界
中層世界は下層ほど邪悪な場所ではありませんが、基本的にはネガティブな感情や欲望を持つ者が集まる場所です。
争い、ジェラシー、劣情、お金や食べることへの強い執着心、人に対して疑いの心を持つなど、常に不満な状態であるのが中層のアストラル界です。
心が弱っていたり、疲弊してしまっていたりする者もいます。
中層アストラル界は、怒り・悲しみ・孤独などのエネルギーが充満しています。
③上層アストラル界
どんな願いも叶えられる世界が上層アストラル界です。サマーランド、ブルーアイランド、極楽とも呼ばれています。
「天国のような場所」というとイメージしやすいでしょう。
上層世界では、想ったことが全て実現します。
ネガティブなことを考えると実際にネガティブなことが起こるため、波動の高いエネルギーを持つ者のみが行ける場所です。
ポジティブな感情や欲望を持つ者が集まり、喜び、希望、安心感などが得られます。
また、他人の利益や幸福を第一に考えることができ、人間に愛情を持って奉仕することができるのも特徴です。
依存ではなく本当の快楽を味わうことができ居心地の良い場所が上層世界なのです。
ちなみにアストラル界は基本的にどこの階層に行っても、感情や欲望のエネルギーが集まります。
アストラル界の行き方は?
アストラル界の階層については、自分が死ぬ瞬間のエネルギーによって行く場所が決まります。
また、信仰している宗教や自分の思う死後の世界が、実際死んだ後に行く場所とされています。
アストラル投射を行う
ちなみにアストラル界は死後の世界ですが、生前に行くこともできます。
アストラル界へ行く方法は、「アストラル投射」を行うことです。
たとえば、病気を患っている時、臨死体験をした時にアストラル投射を経験することが多いようです。
いわゆる『幽体離脱』を体験したことがある人は、アストラル界に行ける可能性があります。
霊のような存在と出会ったり、家の中をそのまますり抜けることができたり、自分の意思で自由に好きな場所へ移動することができます。
また、『明晰夢』とも似ています。
明晰夢とは、睡眠中に「自分が見ているのは夢だ」と自覚できたり、夢をコントロールすることが可能である状態を言います。
明晰夢を見ることができれば、大体はアストラル界にも行けるようです。
注意点
ただし、アストラル界は下層を通過しなければ上層に行くことはできません。
下層には先程お伝えしたような恐怖、悲しみ、嫉妬、孤独などのネガティブなエネルギーが蔓延しています。
仮に自分も同じような波動エネルギーを持っていると、下層の世界に飲み込まれてしまい、ネガティブなエネルギーを持ったまま現実世界に戻ってしまう恐れがあります。
上層に行くには、安心感、喜び、奉仕、愛情などの揺るぎないポジティブなエネルギーを持つ必要があります。
もしもアストラル界に行くのなら、下層を通過できるような強さを持ち、覚悟して挑戦してください。